解説

「個人の意思の尊重」こそ個人情報保護の重要な論点

EUの動向を背景に、日本でも「個人が気付かないまま」利活用した事案が問題に

渥美坂井法律事務所・外国法共同事業 パートナー弁護士 /落合 孝文

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近時、金融機関において、個人情報の利活用を含む、情報技術を利用したビジネスへの取組みが広まりつつある。本稿では、国内外の関連する議論を踏まえ、近時の個人情報の取扱いに関して問題になった事例も紹介しながら、今後取組みが進められる際の手掛かりとして「個人の意思の尊重」というテーマが重視されつつあることを述べたい。

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おちあい たかふみ
04年慶應義塾大学理工学部卒業。同大学院在学中に旧司法試験合格。06年弁護士登録。現在、政府の情報銀行、プラットフォーム規制の議論に参加している。