解説

仮想通貨とICOを巡る法的枠組みの方向性と実務上の論点

自主ルールを含め、複雑な態様に合わせた法規制が欠かせない

片岡総合法律事務所 弁護士 /高松 志直

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金融庁において開催されてきた「仮想通貨交換業等に関する研究会」の全11回の議論を経て、2018年12月21日に報告書が取りまとめられた。報告書には、仮想通貨(暗号資産、注1)とICOを巡る今後の法的枠組みの方向性が示唆されている。そこで本稿では、仮想通貨とICOに大別して報告書を概説するとともに、実務上の論点を紹介する。

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たかまつ ゆきなお
02年3月上智大学法学部卒。06年3月中央大学法科大学院修了。07年12月弁護士登録。伝統的な金融法務のほか、電子マネー、送金サービス、仮想通貨、ストラクチャードファイナンスなどの先端的な金融法務も取り扱う。また、マイナンバーやビッグデータなどの情報関連法務に関する取扱いも多い。