解説

米国レバレッジドローンの誤解を解く

サブプライムローンと異なり、発行体は十分な債務返済能力を有す

みずほ証券 チーフクレジットストラテジスト /大橋 英敏

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2018年末にかけて米国レバレッジドローンのスプレッドが急速にワイド化するなかで、市場には多くの誤解が蔓延した。しかし現実は、価格下落を正当化することが難しく、価格下落は素直に「割安化」を意味する。誤解を招くこととなった背景も含めて解説する。

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おおはし ひでとし
91年日本生命保険入社、00年モルガン・スタンレーMUFG証券にてクレジットストラテジスト業務を開始。投資助言会社経営を経て15年12月から現職。著書に『クレジット投資のすべて』など。