解説

企業の未来の事業性評価に役立つ「経営デザインシート」

金融機関において取引先企業との対話での活用が進む

内閣府 知的財産戦略推進事務局長 /住田 孝之

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知的財産戦略ビジョンが掲げた価値デザイン社会の実践に向け、企業に求められるのは経営をデザインする発想だ。それを補助するツールである経営デザインシートは、これまでの経営の骨格を明らかにし、これから提供したい価値を中心に今後の経営をデザインするためのものであり、金融機関での活用も進んでいる。企業と対話しながらそれを磨き上げていくことは、企業自身の価値創造や金融機関の事業性評価に大きな効果を有するだろう。

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すみた たかゆき
85年東京大学法学部卒、通商産業省(現経済産業省)に入省。93年ジョージタウン大学国際政治大学院卒。特許庁、環境庁(当時)、知的財産政策室長、技術振興課長、情報通信機器課長、日本機械輸出組合ブラッセル事務所長、資源燃料部長、商務流通保安審議官などを経て、17年7月から現職。18年6月には知的財産戦略ビジョンをとりまとめた。