解説

財務改善インセンティブが働くりそな銀行の「課題共有型融資」

ソリューション深化を通じ、〝お客さまになりきる〞ためのステップに

りそな銀行 コーポレートビジネス部 アセットグループ 担当マネージャー /比留間 貴志

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りそな銀行は、2018年11月から、取引先の財務内容が一定水準以上に改善した場合に自動的に金利を下げる融資商品「課題共有型融資」を取り扱っている。財務制限条項の発想を転換した「財務改善条項」により、取引先に前向きなインセンティブを与えるとともに、格付に頼らない事業性評価を進めていくことで若手人材の育成をも狙ったものである。本稿では、その概要を解説する。

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ひるま たかし
07年早稲田大学法学部卒、りそな銀行入社。横浜支店配属。大阪府、東京都内の営業店勤務を経て、18年から現職。法人向け融資商品や資本性資金などを活用した企業の成長支援に関する企画業務などを担当。