スルガ銀行は5月15日の決算発表で投資用不動産融資の全件調査結果を発表した。多くの不正事例が明らかとなり、総額1.8兆円のうち1兆円超が「クロ」「グレー」と判定された。あわせて新生銀行、家電量販大手ノジマとの業務提携を公表したものの、その内容は抽象的で、資本提携先はなお模索するという。業務改善命令にもある「持続可能なビジネスモデル」も見えてこない。資本提携先、そしてビジネスモデルという「主役」が決まらぬまま、スルガ再生の幕が開ける。
スルガ銀行は5月15日の決算発表で投資用不動産融資の全件調査結果を発表した。多くの不正事例が明らかとなり、総額1.8兆円のうち1兆円超が「クロ」「グレー」と判定された。あわせて新生銀行、家電量販大手ノジマとの業務提携を公表したものの、その内容は抽象的で、資本提携先はなお模索するという。業務改善命令にもある「持続可能なビジネスモデル」も見えてこない。資本提携先、そしてビジネスモデルという「主役」が決まらぬまま、スルガ再生の幕が開ける。
掲載号 /週刊金融財政事情 2019年5月27日号