解説

地域金融機関の金融商品販売戦略の課題

証券子会社は地域のプライベートバンカーに

クレディ・スイス証券 ソリューション本部 シニアエグゼクティブ /三浦 哲也

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人口減少やマイナス金利政策の長期化など、地域金融機関をとりまく環境は厳しい。だが、人生100年時代を迎え、より長生きする可能性が高い地域住民の所得環境を金融面からサポートすることで、地域共生という重要な役割を果たすこともできる。地域金融機関ならではの当該地域の特性を考慮した金融商品販売を機動的に行い、家族ぐるみの長期的な信頼関係構築を生かしてプライベートバンキング業務に乗り出すこともできる。付加価値を積み上げる余地は十分に残されている。

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みうら てつや
87年和光証券入社。01年から新光証券にて債券ストラテジスト。09年みずほ証券に合併後、金融市場調査部にてチーフマーケットアナリスト。11年から金融市場調査部長とチーフ債券ストラテジストを兼務。14年から金融市場営業第二部長として地域金融機関営業を統括。19年9月から現職。