特集LIBOR危機を回避せよ!

金利指標改革で派生する会計問題

IASB、FASB公開草案ではヘッジ会計の救済措置を提案

PwCあらた監査法人 パートナー 公認会計士 /永野 隆一

PwCコンサルティング パートナー 公認会計士 /安達 哲也

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LIBORの恒久的な停止が見込まれるなか、国内外で新たな金利指標の構築について検討が進められている。本稿では、LIBORの恒久的公表停止時とそれ以前にLIBOR以外の金利指標へ移行した場合(以下、事前移行時)において、企業が検討すべき主要な会計上の課題について検討する。また、国外における会計基準設定主体の動向を紹介したうえで、今後のわが国における検討の方向性についても触れることとしたい。なお、本稿のうち今後の方向性については、執筆者個人の意見であり、所属する組織の公式見解ではない点、ご了承いただきたい。

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ながの りゅういち
国内大手監査法人を経て、16年入所。大手国内銀行等の会計監査や、東京証券取引所等への上場支援、金融規制対応アドバイザリー業務などに従事。

あだち てつや
大手米系投資銀行トレーディング部門、大手監査法人金融部門、日本銀行(金融研究所)、金融庁(監督局 健全性基準室)を経て17年8月に入社。金融機関の会計・リスク管理に関するアドバイザリー業務に従事。