特集LIBOR危機を回避せよ!

迫るLIBOR終焉、準備不足なら金融危機に発展も

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世界中の金融取引に用いられている金利指標のLIBORが、2年後に消滅する事態に直面している。貸出金利や有価証券利回りなどにLIBORを参照している金融取引額は、契約額ベースで2京円超。そのすべてでLIBORに代わる金利指標へと契約を見直す必要がある。仮に移行準備が不十分なままLIBORが消滅した際には、利息などの受払額が決定できない「テクニカルデフォルト」に陥ることが懸念されるため、金融機関には万全な対応が求められる。ただ、世界で利用されている金利指標が利用不能になる事態は初めての経験とあって、その対応には不透明な要素が多分にある。準備不足によって金融危機に発展するおそれも指摘されるなか、「LIBOR危機」を回避するための処方箋をつぶさに検証する。

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