金融サービス不正利用排除 ~近時のアップデート~(第30回)

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暗号資産を用いた不動産取引におけるマネロンリスクへの対応

FATF第5次審査に向け、求められる対応の高度化と情報共有

鈴木総合法律事務所 弁護士 /鈴木 仁史

投稿日2026.06.19. /週刊金融財政事情

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金融庁と警察庁、財務省、国土交通省の4省庁は4月28日、全日本不動産協会など不動産業界の6団体と日本暗号資産等取引業協会(JVCEA)に対し、「暗号資産を用いた不動産取引について」の要請(以下、要請文)を連名で発出した。不動産取引は高額となりやすいほか、資産の形態を実物資産に変換し、これをさらに売却することにより現金化が可能で、隠匿しやすい性質がある。暗号資産の有する匿名性や即時移転可能という特徴と不動産取引を組み合わせるとマネー・ローンダリング等のリスクは一層高まってしまう。

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すずき ひとし
銀行・信用金庫・生損保・証券会社・暗号資産交換業者等の金融法務、反社対応・AML/CFT、コーポレートガバナンスなどを取り扱う。著書に『マネロン等対策の有効性検証ガイドブック』(共著)、『金融サービス不正利用排除事典』(共著)、『実務必携信用金庫法』、『マネー・ローンダリング規制の新展開』(共著)、『地域金融機関の保険業務』(共著、すべて金融財政事情研究会)ほか。