特集検討進む「社会保障と税の一体改革」

インフレ転換局面で放つべき社会保障・税一体改革2.0

医療費成長率調整メカニズムや日本型軽減税率制度の導入を

法政大学 経済学部 教授 /小黒 一正

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日本経済はデフレからインフレへの歴史的な転換過程にある。実質的な政策金利はいまだにマイナス圏に置かれ、円安やインフレの圧力が継続している。そうした中で、市場の信認を確保するためには国債残高(対GDP(国内総生産))の引き下げが急務だ。本稿では、「社会保障・税一体改革2.0」の一環で、現役世代の負担を抑制する「医療版マクロ経済スライド」や、消費税の「日本型軽減税率制度」を導入することを提起したい。

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おぐろ かずまさ
京都大学理学部卒、一橋大学大学院経済学研究科博士課程修了(経済学博士)。97年大蔵省(現財務省)入省後、関税局監視課総括補佐、財務省財務総合政策研究所主任研究官、一橋大学経済研究所准教授などを経て、15年から現職。著書に『医療機器産業論』『新型コロナ感染の政策課題と分析』『人口動態変化と財政・社会保障の制度設計』(すべて共著、日本評論社)等多数。