特集山場を迎えるマネロン対策

経営陣に求められるリソース配分とガバナンス体制強化

マネロン対策は重大な経営リスクを回避するための戦略的投資に

あずさ監査法人 金融統轄事業部 金融アドバイザリー事業部 エグゼクティブ・アドバイザー /尾崎 寛

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マネー・ローンダリングおよびテロ資金供与・拡散金融対策、そしてネット空間で行われる詐欺を含む金融犯罪対策(以下、マネロン等対策)は制度整備の有無ではなく、その有効性が厳しく問われる段階に入っている。2028年夏ごろにオンサイト審査が予定されるFATF(金融活動作業部会)第5次対日相互審査を見据え、金融機関には自らの対策が実際に機能していることを合理的・客観的に説明できる態勢が求められる。経営陣や取締役会が主体的に関与し、検証計画やリソース配分、3線モデルを含むガバナンス全体を統合的に設計・運用することが、持続的な取り組みの実現と当局や顧客からの信認確保につながる。

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おざき ひろし
88年三井銀行(現三井住友銀行)入行。91年大蔵省出向(国際金融局調査課)などを経て、17年総務部部付部長兼AML金融犯罪対応室長。18年金融庁マネーローンダリング・テロ資金供与対策企画室長、22年主任統括検査官。23年1月から現職。

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