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人口減少時代に求められる「規模に依存しない」信金経営

相互扶助を探求し、地域に「土着」するための五つの着眼点

金融コンサルタント /大内 修

投稿日2025.10.24. /週刊金融財政事情

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全国に254ある信用金庫は、主要経済圏から将来消滅する可能性の高い地方自治体に至るまで広範囲に分布しており、その規模もさまざまである。地方銀行と同様、再編(合併)によって自己資本の強化や本部機能の統合効果は得られるものの、定められた地域を営業基盤とするため重複店舗が少なく、固定費の削減(経費率の改善)効果は限定的なケースが多い。相互扶助を目的とし地域に根差す以上、独自の持続可能性を追求する必要がある。

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おおうち おさむ
70年三菱銀行(現三菱UFJ銀行)入行。人事部次長、深川支店長、業務開発部長、理事個人部長などを歴任。98年ダイヤモンドリース(現三菱HCキャピタル)常務取締役企画部長。03年三菱電機クレジット(現三菱電機フィナンシャルソリューションズ)代表取締役。07年MMCダイヤモンドファイナンス(現三菱自動車ファイナンス)代表取締役、12年退任。