解説

英国で進む金融・資本市場改革の動向に見る日本への示唆

細かな施策を積み上げる英国の現状は数年後の日本の姿

SMBC日興証券 経営企画部 /村松 健

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国際金融センターとしてのロンドンがその位置付けを堅持する一方、英国の株式市場は構造的な縮小が懸念されている。7月には「リーズ改革」(Leeds Reforms)が公表されたが、細かな施策の積み上げであり、先進国の金融・資本市場分野でダイナミックな取り組みを求めることの難しさがうかがえる。日本は「先進国の先輩」である英国の現状を未来に向けて参考とし、「資産運用立国」構想を着実に推進することがますます重要となろう。

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むらまつ けん
96年慶應義塾大学法学部法律学科卒、日本興業銀行(現みずほ銀行)入行。富山支店、業務部、証券部、みずほ証券等で勤務。SBI金融経済研究所を経て24年9月から現職。著書に『銀行実務詳説 証券』『NISAで始める「負けない投資」の教科書』『中国債券取引の実務』(すべて共著)がある。