金融庁がコーポレートガバナンス・コード(CGコード)の第3次改訂に向け、近く有識者会議を開く。資本コストと企業価値向上を意識した経営を上場企業に求めるなか、機関投資家から「形式的対応に終始している」と指摘を受けているためだ。CGコードの実質化に向けて5項目について議論するが、そのうち「稼ぐ力の向上」で重要テーマに挙げられているのが、現預金の使い方。だが、企業の間では「ソフトローを超える対応を迫られる」と懸念する声もすでに上がる。

金融庁がコーポレートガバナンス・コード(CGコード)の第3次改訂に向け、近く有識者会議を開く。資本コストと企業価値向上を意識した経営を上場企業に求めるなか、機関投資家から「形式的対応に終始している」と指摘を受けているためだ。CGコードの実質化に向けて5項目について議論するが、そのうち「稼ぐ力の向上」で重要テーマに挙げられているのが、現預金の使い方。だが、企業の間では「ソフトローを超える対応を迫られる」と懸念する声もすでに上がる。