解説

地銀で見過ごせない人的資本開示姿勢の「二極化」が進む実態

開示項目が広がる一方、経営戦略との連動の明示は道半ば

リンクアンドモチベーション コンサルタント・研究員 /花岡 健太

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有価証券報告書における人的資本情報の開示義務化から3年目を迎えた。地方銀行の2025年3月期の有価証券報告書を調査・分析した結果、開示内容はこの3年間で大きく様変わりしている。有価証券報告書を「経営戦略と人材戦略の連動」という軸で分析したところ、象徴的な好事例を示す銀行がある一方で、まったく言及のない銀行も存在しているなど、「二極化」の傾向が一段と鮮明となった。

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はなおか けんた
東京大学卒、大手損保を経てリンクアンドモチベーション入社。従業員エンゲージメント向上サービス「モチベーションクラウド」やコンサルティングを通じて、金融業界を中心に100社超の組織変革を支援。