解説

AI利用に伴う私法上のリスクとガバナンスの在り方

技術革新の進展とともに法的論点の不断の検討が必要

日本銀行金融研究所 制度基盤研究課 課長 /河野 真一郎

日本銀行金融研究所 制度基盤研究課 法制度研究グループ長 /丸山 靖代

日本銀行金融研究所 制度基盤研究課 企画役補佐 /山本 慶子

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人工知能(AI)技術の急速な進展とともに、金融分野でAIの導入が進んでいる。一方、顧客との接点における生成AIの活用には慎重な姿勢もうかがえる。こうしたなか日本銀行金融研究所の「金融機関におけるAIの利用を巡る法律問題研究会」(座長=東京大学神田秀樹名誉教授)は今年6月、金融機関におけるAI利用を前提として、私法上のリスクと管理の在り方について報告書を取りまとめた。本稿では研究会の報告書を踏まえ、金融機関におけるAI利用のユースケースを用いながら、AI利用に即した責任の所在について考察する。

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かわの しんいちろう
03年日本銀行入行。東京大学経済学部卒、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス修士課程修了。決済機構局、金融機構局等を経て、24年6月から現職。

まるやま やすよ
08年日本銀行入行。東京大学法科大学院修了。25年6月から現職。

やまもと けいこ
01年日本銀行入行。慶應義塾大学法学部卒、博士(経営法・一橋大学)。01年4月から現職。東京大学グローバルCOE特任研究員、ボストン・カレッジ・ロースクール客員研究員。