特集会計不正 終わりなき戦い

「嫌な予感」を見過ごさず、直感に従って発見すべき粉飾決算

決算の信頼性の低さを認識し、連鎖倒産を察知する想像力を

東京商工リサーチ 情報本部 情報部長 /原田 三寛

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粉飾決算の発覚は、統計に表れる以上に足元で増えている印象である。なかには代表者すら粉飾の実態を詳細に把握できていない事例も見られる。粉飾の予兆は必ずある。それを見逃せば、関係先を巻き込む連鎖倒産の広がりも免れない。中小企業における財務諸表の信頼性の低さを前提に、定量的な分析に頼らず「嫌な予感」を見過ごさない姿勢こそが、いま金融機関に求められている。

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はらだ みつひろ
大学卒業後、東京商工リサーチに入社し、横浜支店調査部で企業信用調査に従事。同支店情報部を経て15年7月から現職。信用情報誌「TSR情報」編集長。帝京大学元非常勤講師。

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