特集瀬戸際の日本国債

〈インタビュー〉マーケットメーカーの視点で見た日本国債の現状と課題

投資家は徐々に市場回帰も、政府・日銀の政策運営が波乱要素に

三菱UFJモルガン・スタンレー証券 金融市場トレーディング部 副部長 /持立 洋希

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今年に入って長期・超長期の金利上昇が続いたことで、財務省は6月、異例ともいえる国債発行計画の修正を行った。足元では、日本銀行がテーパリング(国債購入減額)を着々と進め、国債の次の担い手探しという課題も顕在化している。こうした中で、政府の国債入札に参加し直接購入した上で、投資家の買いたいタイミングで在庫を提供する「プライマリーディーラー」としてマーケットメイクを担う三菱UFJモルガン・スタンレー証券の持立洋希副部長に、国債を巡る在庫戦略の変化や海外投資家の視線、格付けリスク、市場の行方などについて聞いた。(編集部)

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もちたて ひろき
07年三菱UFJ証券(現三菱UFJモルガン・スタンレー証券)入社。金融市場部で国債取引やデリバティブ取引等に従事。19年三菱UFJフィナンシャル・グループ出向、ニューヨーク駐在。21年三菱UFJモルガン・スタンレー証券金融市場トレーディング部レーツトレーディング課長、24年レーツトレーディング担当部長を経て、25年4月から現職。