解説

ネット銀行の隆盛で東京にシフトしつつある地方の「公金預金」

粘着性の高い定期預金での運用が自治体にとって合理的な選択肢に

金融・銀行アナリスト /金子 修

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日本経済がデフレを脱却し、新たな局面に移行するなか、地方公共団体の公金預金においてもかつてない変化が生じつつある。特に注目すべきは、東京都では公金預金残高が大きく増加する一方、地方では伸びが弱い点である。ネット銀行の公金預金獲得が恒常化すれば、これは一時的な現象にとどまらない可能性がある。本稿では、その背景にある要因を検討し、金融システムや地域経済に及ぼす影響を考察する。

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