解説

日本でもついに実現する未上場株式セカンダリー市場の可能性

スタートアップの成長加速へ取引仲介プラットフォームがカギに

スマートラウンド戦略事業準備会社 社長 /加納 拓也

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グローバルで1,000億ドル規模に成長した未上場株式のセカンダリーマーケット(流通市場)が、ついに日本でも誕生する。その契機となるのは、2022年に閣議決定された「スタートアップ育成5か年計画」に基づく規制緩和だ。具体的には、25年5月1日に施行された改正金融商品取引法に基づく「非上場有価証券特例仲介等業務」の創設がカギとなる。本稿では、未上場株式セカンダリーマーケットの意義と可能性、そしてこの新たな市場における金融機関のアプローチを探る。

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かのう たくや
一橋大学法学部卒。09年シンプレクス入社、エンジニアとして大手金融機関向けシステム導入を手掛ける。14年からリクルートにてID・ポイント事業のプロジェクト推進に従事。FOLIOでのロボアドバイザーの企画開発、三菱UFJフィナンシャル・グループ傘下のJapan Digital Designでの新規事業開発などを経て、22年にスマートラウンドに参画。セカンダリー事業部長としてスマートラウンド証券の立ち上げを担い、25年4月から現職。