解説

「取引所FX」を活用した新たな為替ヘッジ手法の意義

コストや事務負担を軽減し、金融機関の旺盛なドル需要に対応

東京金融取引所 行役員 /岡田 貴司

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外貨運用の為替ヘッジや外貨調達に係る手段の多様化は、多くの地域金融機関にとって重要な経営課題である。そうしたなか、これまで個人投資家中心の取引・市場と考えられていたFX市場に、新たに目を向け始めた金融機関も出てきている。国内唯一の取引所におけるFXである東京金融取引所の「くりっく365」では昨年、静岡銀行が金融機関として初めてドル資金調達の一環として取引を実行した。本稿ではその利点を踏まえ、金融機関における「取引所FX」の活用方法を紹介する。

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おかだ たかし
日興証券、シティグループ証券にて主に機関投資家向けに国内外の金融先物取引仲介業務に従事。08年東京金融取引所入社。「くりっく365」「くりっく株365」市場の営業・企画を担当。18年リテール事業部長。23年から現職。