金融庁によると、今年1~4月末に証券会社を狙った不正取引は3,505件、不正取引金額は約3,049億円(売却金額約1,612億円、買い付け金額約1,437億円)に達した(5月8日公表分)。被害が確認された証券会社は補償を行う旨を表明している一方、金額や時期などの詳細はいまだ不透明なままだ。証券会社は、被害顧客に対する損害の補償を「今回限り」としたい意向だが、今後、類似の被害が起きる可能性もあり、ルール整備の必要性を訴える声も上がる。

金融庁によると、今年1~4月末に証券会社を狙った不正取引は3,505件、不正取引金額は約3,049億円(売却金額約1,612億円、買い付け金額約1,437億円)に達した(5月8日公表分)。被害が確認された証券会社は補償を行う旨を表明している一方、金額や時期などの詳細はいまだ不透明なままだ。証券会社は、被害顧客に対する損害の補償を「今回限り」としたい意向だが、今後、類似の被害が起きる可能性もあり、ルール整備の必要性を訴える声も上がる。
掲載号 /週刊金融財政事情 2025年5月27日号