特集若者の心をつかむ「新」イメージ戦略

DEI時代のコミュニケーション戦略とリスク管理の在り方

金融機関は適切な危機管理を行いながら情報発信をせよ

デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー パートナー /中島 祐輔

デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー マネジャー /阿部 麻実

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近年、企業の情報発信の必要性はますます高まっている。対外的な情報発信には保守的な態度をとってきた金融機関も、従前のコミュニケーション手法では新たなステークホルダーとの信頼関係の構築が難しいため、発信に力を入れようとしている。しかし、DEI(多様性・公平性・包摂性)が重視されるようになった現在、配慮に欠けた発信によって経営者が謝罪や辞任に追い込まれる「炎上」リスクを無視できなくなっている。本稿では、危機管理広報の観点から金融機関に求められる情報発信の在り方について考察する。

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なかしま ゆうすけ
早稲田大学政経学部卒。会計監査を経験後、DTFAに参画し、18年からフォレンジック&クライシスマネジメントサービスを統括。会計不正、品質偽装、贈収賄などさまざまな不正・不祥事対応に調査委員や責任者として関与。公認会計士。

あべ まみ
早稲田大学法学部卒。通信社、出版社の記者を経て現在に至る。危機対応支援、ステークホルダー対応の助言、危機管理広報のマニュアル・ガイドライン作成支援、研修講師などに従事。