異次元緩和により国債市場で最大のプレーヤーとなった日本銀行が金融政策の正常化にかじを切る中で、国債の次なる安定保有先のメドが立たない状況が続いている。期待が集まる銀行や生命保険会社の余力は限定的で、海外投資家についても安定的な保有という面では疑問符が付く。そうしたなか、インフレヘッジの機能を持つ「物価連動国債」への注目度がにわかに高まっている。個人の資産形成に向けたトレンドの高まりを捉えて、市場の活性化につなげることが期待される。
異次元緩和により国債市場で最大のプレーヤーとなった日本銀行が金融政策の正常化にかじを切る中で、国債の次なる安定保有先のメドが立たない状況が続いている。期待が集まる銀行や生命保険会社の余力は限定的で、海外投資家についても安定的な保有という面では疑問符が付く。そうしたなか、インフレヘッジの機能を持つ「物価連動国債」への注目度がにわかに高まっている。個人の資産形成に向けたトレンドの高まりを捉えて、市場の活性化につなげることが期待される。
掲載号 /週刊金融財政事情 2024年10月8日号