解説

中小企業に新たな選択肢を提示する「廃業支援型バイアウト」

経営改善が難しい企業に早期の検討を促すのも金融機関の役割

SBI新生銀行 事業承継金融部長 /舛井 正俊

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日本経済を活性化するためには開業率・廃業率を高めて産業の新陳代謝を行うことが必要だといわれて久しいが、廃業を支援する意思と仕組みを持つ主体は少ない。経営者ががんばり過ぎず、胸を張って引退できる仕組みも選択肢として必要である。SBI新生銀行グループは、第三者と連携して展開する「廃業支援型バイアウト」を通じて、将来の見通しが立ちにくい企業の事業承継のサポートをしている(注1)。

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ますい まさとし
90年日本長期信用銀行(現SBI新生銀行)入行。95年から債権回収業務、99年から債権投資業務に従事し、中堅・中小企業の債務整理や事業再生を支援。17年より現職。