インタビュー

「地域価値共創グループ」実現へ、改革から躍進を期する3カ年

失敗を恐れず、挑戦する風土を醸成する

九州フィナンシャルグループ 社長(肥後銀行 頭取) /笠原 慶久

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前中期経営計画で目標として掲げた当期純利益260億円を達成し、2024年3月に実質過去最高益(263億円)を記録した九州フィナンシャルグループ(FG)。24年度からの新中期経営計画では、基幹系システム統合や銀行子会社の再編といった重要テーマも盛り込まれた。新中計に込めた思いや、TSMC(台湾積体電路製造)進出に対する金融機関としての対応について、笠原慶久社長に話を聞いた。(編集部)

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かさはら よしひさ
84年慶應義塾大学経済学部卒、富士銀行(現みずほ銀行)入行。07年みずほ銀行熊本支店長、11年みずほ信託銀行信託総合営業第一部長、14年同行常務執行役員を経て、15年肥後銀行常務執行役員監査部長、16年九州FG取締役。18年から肥後銀行頭取。19年から現職。