解説

対策急務! 銀行が向き合うべきネット風評リスク

迅速な対応のため不可欠な事前準備と予防活動・事後対応の重要性

東京海上ディーアール ビジネスリスク本部 上級主席研究員 /青島 健二

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世界では45億9,000万人、日本では1億200万人が、掲示板やブログ、SNSといったソーシャルメディアを月1回以上利用している(注1)。個人が日常的に情報を発信することが容易になるなか、事実と反する否定的な情報などがインターネット上で発信された企業が、危機に陥る事例が後を絶たない。本稿では、銀行で発生したインターネット風評による危機事例とリスク管理の現状を踏まえた上で、対策の要諦について論じる。

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あおしま けんじ
製造業、シンクタンク勤務を経て05年に当社入社。GRC(ガバナンス・リスク管理・コンプライアンス)や情報・風評等のコンサルティングに従事。著書に『リスクマネジメント規程集』(かんき出版、共著)など。