解説

ガバナンスの観点から意義が問われる地銀の政策保有株の現状

保有の便益を時価で検証し、必要なら純投資として適切な開示を

ありあけキャピタル 代表 /田中 克典

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損害保険セクターが提起した政策保有株式の問題は、再び銀行セクターの政策保有株式に焦点を当てる契機となろう。今や銀行がプライム市場上場企業株式を政策保有する意義は低下しており、むしろ健全性やガバナンスの観点で問題の方が大きい。プライム市場上場企業株式を政策保有するのであれば、純投資と位置付け、時価によるリスク/リターン管理と議決権行使の明確化が求められる。むしろ地銀の政策保有の意義は、非上場株式にあるといえよう。

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たなか かつのり
01年ゴールドマン・サックス証券調査部に新卒で入社。金融セクターを中心に一貫してアナリスト業務に従事。長引く金融セクターの株価下落の反転には、市場の声を反映させる友好的な株主の存在が必要と考え、19年末退社。20年ありあけキャピタル設立。金融セクターに対して株主として、エンゲージメントで企業価値向上を目指す。