日本の物価上昇率が日本銀行の目標とする2%を超えて推移するなか、約8年続くマイナス金利解除に向けた調整が大詰めを迎えている。市場のコンセンサスは3、4月の金融政策決定会合でのマイナス金利解除だが、その後の賃金動向や日本景気の見通しには不透明な点も多い。物価と賃金の好循環の定着に向け、まずは家計と企業が「金利ある世界」に順応できるかがカギとなる。
日本の物価上昇率が日本銀行の目標とする2%を超えて推移するなか、約8年続くマイナス金利解除に向けた調整が大詰めを迎えている。市場のコンセンサスは3、4月の金融政策決定会合でのマイナス金利解除だが、その後の賃金動向や日本景気の見通しには不透明な点も多い。物価と賃金の好循環の定着に向け、まずは家計と企業が「金利ある世界」に順応できるかがカギとなる。
掲載号 /週刊金融財政事情 2024年3月12日号