解説

QUICKが開発した株主資本コスト推計モデルの有用性

企業価値向上に取り組む金融機関は、株主資本コストが低下

QUICK ナレッジコンテンツ本部 企業価値研究所 部長 /橋本 英樹

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QUICKは、株主資本コストを推計する独自のモデルを開発した。このモデルは、株価への関係性を高める工夫をした点で、資本資産価格モデル(CAPM)よりも実務的に使いやすいようになっている。メガバンクやコンコルディア・フィナンシャルグループ(FG)は、2022年度決算説明会で資本コストや株価を意識した経営の実現についての取り組み内容を公表したが、QUICKが開発したモデルに基づき株主資本コストを推計したところ、その値が小さくなるという結果が得られた。

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はしもと ひでき
94年にQUICK入社。11年に早稲田大学大学院ファイナンス研究科修了。17年から企業価値研究所で、企業分析の商品企画・マーケティングを担当。