特集真価を問う内部監査

企業価値の創造に寄与する金融機関の内部監査への期待

さらなる高度化に不可欠な経営陣・取締役会の認識と対応

一橋大学大学院 経営管理研究科 客員教授 /佐々木 清隆

  • facebook
  • twitter
  • LINE
  • 印刷

インフレと金利上昇、DX(デジタル・トランスフォーメーション)の加速、サステナビリティーや経済安全保障への対応など、金融機関を取り巻く内外環境が急激に変化している。持続可能なビジネスモデルの構築に向けた経営戦略の見直しが急務となるなか、そのための1線(営業などの収益獲得部門)の変革、それに対応した2線(リスク管理・コンプライアンス部門)に加え、3線(内部監査部門)の高度化が必要である。これまで以上に経営陣・取締役会の役割は重要になっている。

本記事をお読みいただくには
会員登録と購入が必要です。
月額会員の方はログインすると、
続きをお読みいただけます。

まだ登録されていないお客様

パスワードを忘れた方はこちら

ささき きよたか
83年東京大学法学部卒、大蔵省(現財務省)入省。OECD、IMF職員、金融庁証券取引等監視委員会事務局長、公認会計士・監査審査会事務局長、総括審議官を経て総合政策局長。19年7月に退官。専門分野は金融検査監督、証券市場監視、監査法人検査、内部監査、コーポレートガバナンス、金融DX等。