特集世界の金融政策総点検

利上げ最終局面に近づくECB、市場予想は「24年央の利下げ」

先行き不透明な経済状況で、テイラー・ルールも利上げ停止を示唆

第一生命経済研究所 主席エコノミスト /田中 理

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9月14日に理事会を控えた欧州中央銀行(ECB)。昨年7月から今年7月までに9会合連続で利上げを続けてきたが、前回理事会後に発表された景気指標が全般に下振れし、コア物価も上昇率がやや鈍化している。物価の高止まりが続くなか、ECBは今後の利上げの可能性を選択肢から排除することはないが、金融引き締めの効果が浸透しており、利上げ打ち止めの可能性が高まっている。ECBの今後の金融政策を展望する(本稿は9月8日に執筆。9月14日に開催されたECB理事会の結果を反映していない)。

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たなか おさむ
慶應義塾大学卒。青山学院大学修士(経済学)、バージニア大学修士(経済学・統計学)。97年4月日本総合研究所入社。01年7月モルガン・スタンレー・ディーン・ウィッター証券入社、08年7月クレディ・スイス証券入社。09年11月第一生命経済研究所入社、12年1月から現職。