特集世界の金融政策総点検

日・米・欧で異なる金融政策のかじ取りと経済動向

〈インタビュー〉政策転換の節目にある日米、利上げ局面から抜け出せない欧州

野村総合研究所 金融デジタルビジネスリサーチ部 シニアチーフリサーチャー /井上 哲也

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7月にイールドカーブ・コントロール(YCC)の修正に踏み切った日本銀行。足元の物価上昇率は3%を超え、企業の賃上げも相次ぐなか、金融政策正常化への路線変更を予想する声も多い。高インフレに見舞われていた米国では、労働市場などの鎮静化が観測されつつあり、利上げ停止の道筋も見え始めた。一方、欧州は依然として高インフレ脱却のメドが立っていない。今後の日・米・欧の金融政策や経済の展望について、野村総合研究所の井上哲也シニアチーフリサーチャーに話を聞いた。(編集部)

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いのうえ てつや
85年東京大学経済学部卒、日本銀行入行。91年米イエール大大学院(経済学修士)。福井俊彦副総裁秘書、植田和男審議委員スタッフ、金融市場局などを経て08年に野村総合研究所入社。21年8月から現職。東京国際金融機構(FinCity Tokyo)主任研究員。