解説

公益重視の新たな企業形態として注目される「社会的企業」

日本における法制化に向けて議論の活性化が今後の課題

日本総合研究所 理事 /山田 英司

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岸田文雄政権においては、「新しい資本主義」という方針の下でさまざまな経済政策が議論されている。なかでも、公益に配慮した新たな企業形態である「社会的企業」(注1)と、その活動を促進するための法制度や認証制度の在り方が注目されている。欧米では、ベネフィットコーポレーション法(注2)やBコープ認証といったかたちで法制度や認証制度が整備され、社会的企業が定着・拡大してきた。今後、日本においても同様の動きが起こるであろう。

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やまだ えいじ
EUビジネススクールにて経営管理学博士(DBA)修了。上場建設会社でグループ経営企画・管理などの業務に携わる。日本総研入社後は、グループ経営やM&A、コーポレートガバナンスなどのコンサルティングを担当する一方で、ベンチャー企業のCFOや監査役、政府・地方自治体の委員、大手企業の社外取締役なども兼任。