特集資産運用業 変革への道のり

拡大する投信ビジネス、厳選される商品ラインアップ

品数は物理的限界、ファンドの優勝劣敗は顧客に恩恵も

霞が関調査班 /みさき 透

  • facebook
  • twitter
  • LINE
  • 印刷

岸田文雄政権は6月16日、「新しい資本主義」実行計画の改訂版を閣議決定した。その中で、国民の間に分厚い中間層を形成するために「貯蓄から投資へ」の動きを加速させるとし、「資産運用立国」を掲げた。2024年からは「新しいNISA」がスタートし、国民の資産形成を後押しする制度が整う。金融機関に求められるのは、資産形成のための有利な手段、つまり顧客本位(FD=Fiduciary duty)に徹した投資信託などの金融商品やそれを提供するための環境づくりだ。

本記事をお読みいただくには
会員登録と購入が必要です。
月額会員の方はログインすると、
続きをお読みいただけます。

まだ登録されていないお客様

パスワードを忘れた方はこちら

みさき とおる
新聞や雑誌などで株式相場や金融機関、金融庁や財務省など霞が関の官庁を取材。現在は資産運用ビジネスの調査・取材などを中心に活動。官と民との意思疎通、情報交換を促進する取り組みにも携わる。