解説

米銀の不良債権が焦点となり得る金融不安の「第2波」

商業用不動産価格の下落と信用収縮の悪循環には注意が必要

ソニーフィナンシャルグループ 金融市場調査部 シニアエコノミスト /渡辺 浩志

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3月以降に顕在化した一連の米欧銀の経営不安はリスク管理を怠った個別行の経営問題といわれるが、根本原因はインフレ退治を目指すFRBの利上げの副作用だ。今後、金融引き締めや信用収縮によって米国が景気後退に陥れば、金融不安の「第2波」では銀行の不良債権の増大が焦点となるだろう。その火種の代表格と目されるのが商業用不動産市場だ。問題が深刻化する可能性は高くないが、そのリスクは注視する必要がある。

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わたなべ ひろし
99年大和総研入社。以後、内閣府政策統括官室(経済財政分析・総括担当)、SMBC日興証券にてエコノミスト業務に従事。17年1月から現職。