解説

さらなる充実へ進展する銀行の引当開示状況

コロナやロシア関連など時勢を反映した特徴的な事例も

金融庁 監督局 銀行第二課 地域金融企画室 室長補佐 /松本 亜衣

金融庁 監督局 銀行第二課 地域金融企画室 室長補佐 /白井 翔平

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経済・金融環境の先行きに対する不透明性が高まるなか、金融機関は、将来見通しに基づき、自ら認識している信用リスクをより的確に引当に反映する取り組みを進めている。引当方法の多様化に伴い、財務諸表の比較可能性を確保する観点から、各金融機関における引当開示の充実も重要性を増している。本稿では、昨年12月に金融庁が公表した「銀行の引当開示の状況」の内容を中心に紹介する。

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まつもと あい
総務企画局政策課(現総合政策局総合政策課)などを経て、21年1月から現職。

しらい しょうへい
公認会計士。有限責任監査法人トーマツを経て、20年8月から金融庁へ出向し現職。