解説

「信用リスク」という本質を見据えたプライベートクレジット論

流動性や銀行との接続性への過度な懸念が日本の市場発展を阻害

ナウド・アドバイザリー CEO /グレム・ナウド

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米国を中心に急拡大したプライベートクレジット市場を巡り、足元で流動性やシステミックリスクへの懸念が高まっている。しかし、プライベートクレジットも本質的には信用リスク資産の一つに過ぎず、重要なのは融資審査やリスク管理である。プライベートクレジットには資金調達手段としての有用性や投資家の選択肢の広がり、金融システムの安定性向上といった意義があり、過度な懸念は日本における同市場の発展を阻害する可能性もある。

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Graeme Knowd
ナウド・アドバイザリー代表取締役CEO。元ムーディーズ・インベスターズ・サービス日本担当取締役兼シンガポール代表。S&P、UBS、モルガン・スタンレー、BIS等で30年以上にわたり金融機関分析、信用リスク、資本市場業務に従事。24年から山陰合同銀行社外取締役。