解説

欧州金融センターの維持を図る英国の「エディンバラ改革」

金融サービス部門の規制緩和など、EU離脱の恩恵を生かした規制体制の構築へ

渥美坂井法律事務所・外国法共同事業 弁護士 /金久 直樹

渥美坂井法律事務所・外国法共同事業 弁護士 /中西 由佳

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英国のジェレミー・ハント財務相は2022年12月9日、エディンバラにおいて、国際的な金融センターとしての英国の地位を維持するために、欧州連合(EU)離脱後に英国に適用される新たな金融制度の骨格となる「エディンバラ改革」を発表した。改革は幅広い分野をカバーし、提案も多岐にわたる。本稿では、本改革の要点と改革に関連して注目すべき点について説明する。

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かねひさ なおき
07年弁護士登録。17年からロンドンオフィスの代表を務める。主な取扱業務は、金融法務、フィンテック、国際取引、M&Aほか。

なかにし ゆか
14年弁護士登録。外資系法律事務所、金融機関への出向経験を経て現職。20年からロンドンオフィスにて勤務開始。主な取扱業務は、金融法務、国際取引、M&Aほか。