新聞の盲点

運用益がリーマン危機並みに悪化、配当原資が枯渇する地銀も

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世界的に金利が上昇するなか、地方銀行の有価証券の評価損益がリーマンショック時に迫る水準に落ち込んでいる。小規模な地銀では赤字決算を回避するため含み損を処理できずにいるケースも目立つ。含み損の拡大によって株主への配当原資が枯渇し、無配に陥る地銀の出現も懸念されている。実際、9月期決算ではSBIグループが出資する一部の地銀で配当原資がマイナスに転じた。こうした地銀では配当原資を確保するため、大胆な資本政策に打って出る可能性がある。

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