解説

業務多様化に伴い激化する金融業界への「プロ人材」流入

エキスパート志向が強まり、柔軟な働き方を求める若年層も

KANAEアソシエイツ コンサルタント /澤田 勢多

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金融業界は近年、デジタルトランスフォーメーション(DX)の進展や地域金融機関の再編、フィンテックの伸長など大きな転換期を迎えている。こうした潮流のなか、金融領域へのプロフェッショナル人材の流入はますます活発化している。本稿では、金融分野を含むプロ人材のヘッドハンティングを行う当社の知見をもとに、金融業界における人材流入のトレンドについて考察したい。

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さわだ せいた
02年明治大学卒。銀行、大手損害保険会社、パーソルキャリア(旧インテリジェンス)などを経て、19年KANAEアソシエイツ入社。人材紹介ビジネスに約16年従事し、累積約1,100人の転職を支援。20年度ジャパンヘッドハンターアワード金融部門MVP受賞。保有資格はCFP、産業カウンセラーなど。