特集金融に生かすオルタナティブデータ

金融機関はデータの可能性と限界を理解し、正しく活用せよ

資産運用に続き、保険やレンディング分野での本格活用も視野

ナウキャスト 代表 /辻中 仁士

  • facebook
  • twitter
  • LINE
  • 印刷

コロナ禍を契機として、金融業界を中心にオルタナティブデータの活用に注目が集まっている。当社はオルタナティブデータが認知される以前の2015年2月に創業し、金融機関などにオルタナティブデータの提供を行ってきた。この領域への期待を大変うれしく思う半面、「オルタナティブデータの可能性と限界」については、いまだに正しく理解されていないことを懸念している。本稿を通じて、その可能性と限界を正しくお伝えしたい。

本記事をお読みいただくには
会員登録と購入が必要です。
月額会員の方はログインすると、
続きをお読みいただけます。

まだ登録されていないお客様

パスワードを忘れた方はこちら

つじなか まさし
京都大学経済学部卒業後、日本銀行にて調査統計局、下関支店、企画局に勤務し、統計業務や経済調査業務に従事。15年10月からナウキャストにてシニアアナリスト兼セールスマネージャーとしてオルタナティブデータの事業開発を推進。フィナテキスト(現フィナテキストホールディングス)によるM&Aを経て、19年2月から現職。共編著に『入門オルタナティブデータ 経済の今を読み解く』(日本評論社)。