解説

金融機関の「DXの目詰まり」を解消する課題別アプローチ

金融機関の従来イメージに拘泥せず、失敗を許容する文化も重要

デロイト トーマツ グループ パートナー /早竹 裕士

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金融機関によるデジタルトランスフォーメーション(DX)は、金融機関自身の競争力強化のみならず、顧客企業を巻き込んだ新しい事業の創出や、顧客企業のDX投資に係る目利きなど、幅広い波及効果を生む。しかし、「DX推進部署を立ち上げたものの具体的テーマが定まらない」「足元の業務効率化に終始していて変革にはほど遠い」といった金融機関がいまだに多く存在している。本稿では、そうしたDXの目詰まりの背景について考察するとともに、ビジネスの変革を強力に推進していくための具体的アプローチを紹介する。

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はやたけ ひろし
システムベンダーにて国際決済などを担当した後、大手監査法人でバーゼル規制対応、金商法対応、業務効率化、新商品開発などの支援を担当。18年から現職。デジタルリスクリーダー兼ファイナンシャルリスクリーダーを務める。