企業における環境(E)、社会(S)、ガバナンス(G)への取り組みを考慮して投資判断を行うESG投資が脚光を浴びている。しかし、投資コストの高さや銘柄選定基準の不明確さ、ESG評価の不透明さなどが指摘されており、世界の監督当局も警鐘を鳴らし始めている。ESG投資の中には「名ばかり」のものが多く含まれているとみられ、その実態はまさに玉石混交だ。投資家が「真のESG投資」に資金を振り向けられる環境の構築に向けて、制度整備への期待が高まっている。
掲載号 /週刊金融財政事情 2021年9月21日号
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