DCMベンチャーズ プリンシパル /原 健一郎
DCMベンチャーズ プリンシパル /原 健一郎
投稿日2021.08.13. /週刊金融財政事情 2021年8月17日号
米国のスタートアップエコシステムは、他国に比べて数十年分の先行期間があり、起業や投資の手法について経験則が確立している。近年はベンチャーファンドへ流れる資金が多額になり、スタートアップの企業価値も高くなる傾向にある。一方、中国では米国よりも熾烈な競争環境の下、ソーシャルサービスやECなどの分野で新しいサービスが生まれている。日本のスタートアップも積極的に海外資金を取り込み、国外へ展開していく動きを期待したい。
はら けんいちろう
06年東京大学工学部卒、08年東京大学公共政策大学院修了。同年マッキンゼー入社。中国でスタートアップ立ち上げに参画した後、ペンシルベニア大学ウォートン校にてMBA取得。オービスインベストメンツを経て、15年から現職。
掲載号 /週刊金融財政事情 2021年8月17日号