特集膨張する中国、高まる脅威

中国の「覇権的な膨張主義」に備えよ!

〈インタビュー〉「台湾有事」は対岸の火事ではない

自民党 参議院議員 /佐藤 正久

  • facebook
  • twitter
  • LINE
  • 印刷

香港や台湾への圧力を高めるなど「力」による現状変更を辞さない中国だが、来年の北京冬季五輪への影響に鑑みて、今年は表立った行動は控えるだろう。しかし、来年の共産党大会で習近平国家主席の任期が延長されれば、中国の覇権的な膨張主義が顕在化するリスクは高まる。まずは南シナ海の実効支配に向けた動きを警戒すべきで、台湾有事と日本への影響にも備えねばならない。もはや米国一国で中国に対抗することはできず、他の同盟国と団結して地域の安定を図るほかない。アジア地域の安定のため、日本が果たすべき役割は増している。

本記事をお読みいただくには
会員登録と購入が必要です。
月額会員の方はログインすると、
続きをお読みいただけます。

まだ登録されていないお客様

パスワードを忘れた方はこちら

さとう まさひさ
防衛大学校卒、米陸軍指揮幕僚大学卒。自衛隊イラク派遣では先遣隊長、第一次復興業務支援隊長を務める。07年退官。同年参議院議員選挙に自由民主党全国比例区から立候補し、初当選。以来、当選3回。参議院外交防衛委員会理事、防衛大臣政務官、外務副大臣などを歴任。