解説

主要証券会社の21年3月期決算概況

株高を背景に純営業収益が増収、コロナ禍で非対面営業へのシフト進む

JPモルガン証券 シニアアナリスト /大塚 亘

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新型コロナウイルスの影響で多くの業種が減益決算を強いられるなか、2021年3月期の証券各社の業績は過剰流動性やボラティリティーの増加、国内外の株式指数の上昇に支えられ、主要各社で純営業収益が増収となった。一方、コロナ禍は業界の潜在的な課題やテーマをあらためて浮き彫りにした。コロナ禍でのネット・非対面へのシフトは証券業界も例外ではない。従来からのテーマだったオンライン証券への顧客シフトは加速しており、大手証券の動向が注目される。

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おおつか わたる
国内系証券会社の調査部門を経て、18年から現職。保険、証券、各種金融など、主に銀行以外の金融業界を担当。