特集出でよ! 日本の金融プラットフォーマー

プラットフォーマーの出現経路と国内金融領域での展望

既存金融機関に問われる三つの方向性

ボストン コンサルティング グループ マネージング・ディレクター&パートナー /平野 聡久

ボストン コンサルティング グループ プリンシパル /吉岡 達循

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プラットフォーマーにはいくつかの類型が考えられるが、本稿では消費者向けに幅広い領域のサービスを展開するメガプラットフォーマーに焦点を合わせる。すでに海外で誕生しているメガプラットフォーマーはどのような道筋でサービスを拡大してきたのか、日本においてもプラットフォーマーが金融市場で大きな存在感を示すような流れは起こり得るのか、そして既存金融機関はどのようにこのプラットフォーマーと向き合うべきか──。本稿では、こうした点について考察する。

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ひらの としひさ
東京大学法学部卒。ロンドンビジネススクール経営学修士(MBA)。日本銀行を経て、BCGに入社。BCGパリ・オフィスに勤務を経て現在に至る。BCGテクノロジーアドバンテッジ・グループの日本リーダー。同金融グループ、保険グループのコアメンバー。

よしおか たつゆき
慶應義塾大学環境情報学部卒。同大学大学院経営学修士(MBA)。シティグループ証券株式会社を経て現在に至る。BCG金融グループ、テクノロジーアドバンテッジ・グループおよびコーポレートファイナンス&ストラテジー・グループのコアメンバー。