解説

コロナ・イベントの長期化を回避し事業構造改革を推進せよ

コロナ危機下のバランスシート問題研究会による2度目の政策提言

中部大学 経営情報学部 教授 /酒井 吉廣

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コロナ危機下のバランスシート問題研究会は4月5日、「過剰債務問題の解決と人材の育成及び大胆な再配置」と題する提言を発表した。昨年9月に続く2度目の提言だ。今回は、4月8日に金融安定理事会(FSB)が発出した「新型コロナウイルス感染症対応の支援措置―延長、修正、終了」とも同じ発想で、適宜適切な企業構造の転換まで見越した過剰債務問題の解決策を提案した。同時に、債務者の具体的な救済策や、コロナが浮き彫りにした非正規労働者などの失業問題への対応も提案している。

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さかい よしひろ
85年日本銀行入行。信用機構室人事担当調査役、米国野村証券CSO、日本政策投資銀行シニアエコノミスト等を経て現職。著書に『CMBS(商業用モーゲージ証券)』(監訳、きんざい)等。ニューヨーク大学MBA、ボストン大学犯罪学修士。